福岡の中央部に位置し、遠賀川の流れに沿うように広がる筑豊・嘉飯地域。江戸時代には外国との交易拠点だった長崎と小倉を結ぶ長崎街道の宿場町として栄えた。長崎街道が別名シュガーロードとも呼ばれる通り、外国から多くの砂糖がもたらされ、嘉飯地域には菓子文化が根付いた。そして明治時代、この地域は石炭に沸く。
日本随一の産炭地として日本の近代化を支え、掘った石炭は日本の景気を急成長させた事から「黒ダイヤ」と呼ばれた。だがやがて炭坑は閉山、街は疲弊し、
石炭の「黒」はまるで影を落とすかのようなイメージで捉えられる事が多くなった。
「黒」を今こそポジティブに捉えたいという想い、そこから生まれてくる「黒」の持つ新たな可能性、
育まれてきた筑豊・嘉飯の「お菓子のふるさと」という歴史。
そしてそれらに呼応した、今を表現し続ける筑豊・嘉飯のパティシエ、和菓子職人たち。
こうして導き出されたひとつの答えが今、結実する。
筑豊・嘉飯地域で活躍する6人のパティシエ・職人たちが創るKURO SELECTION
何にも染まることのない “KURO” その可能性は無限大
《取扱店舗》